とは言っても、難しい設定は必要ありません。
日本語のメールを送信する前に、文字コードをISO-2022-JPに変換するだけです。

// ライブラリの読み込み

require_once('Zend/Mail.php');


// 文字コードをISO-2022-JPに変換

$body = "Zend_Mailで日本語を送信<br>日本語使用時は文字コードに注意";

$subject = '日本語送信テスト';

$body = mb_convert_encoding($body, 'ISO-2022-JP', 'UTF-8');

$subject = mb_convert_encoding($subject, 'ISO-2022-JP', 'UTF-8');

// 文字コードを'ISO-2022-JP'でインスタンス生成

$mail = new Zend_Mail('ISO-2022-JP');

// パラメータの設定

$mail->setBodyText($body);

$mail->setFrom('送信元メールアドレス', '送信者名');

$mail->addTo('送信先メールアドレス', '受信者名');

$mail->setSubject($subject);

このように、Zend_Mailのインスタンスを生成する際に文字コードをISO-2022-JPに指定しておき、ボディとヘッダーに文字コードをISO-2022-JPに変換した文字列を設定するだけです。

もし、添付ファイルも送信したい場合は次のようにします。

// 添付ファイル()

$attach = 'バイナリ変換した添付ファイル';

$mail->createAttachment($attach, 'text/plain',

  Zend_Mime::DISPOSITION_INLINE, Zend_Mime::ENCODING_8BIT);


// Boundaryの設定(独自のものを使いたい場合)

$mail->setMimeBoundary('=_' . md5(microtime(1)));

createAttachment()の第一引数にバイナリ変換した添付ファイル、第二引数で"'text/plain"や"image/gif"のようにファイルタイプを指定します。
マルチパートのBoundaryは自動で設定されますが、独自のものを使いたい場合にはsetMimeBoundary()で指定することができます。

// 送信
try {
    $mail->send();
    echo 'メールの送信に成功しました';
} catch (Zend_Exception $exception) {
    echo 'メールの送信に失敗しました';
    echo $exception;
}

送信にはsend()を使います。 エラーが起こったときのためにもtry-catchでメールの送信を行いましょう。

これで日本語メールの送信ができるはずです。
Zend_Mailはデフォルトではsendmailを用いてメールの送信を行いますが、SMTPでのメール送信も可能です。

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