Catalyst3750 StackWise機能 スタック構成について
2007.03.29 Author: hoge
Ciscoネタです。
Catalyst3750をスタックして一元管理できるStackWise機能について、
簡単ではあるがメモとして記す。 ^^;
[StackWise機能 要点]
・ Catalyst3750を最大で9台接続可能。
・ スイッチスタックを単一のIPアドレスにて管理可能。
・ スタックする各スイッチのソフトウェアバージョンは統一とする。
・ リングアーキテクチャ採用の為、スタックケーブルやメンバー障害時、
ミリ秒単位で切替りが実現可能。
・ クロススタックイーサチャネルが実現可能。
これにより従来にチャネル技術に加えてシャーシ冗長が実現される。
・ スイッチスタック構成にはスタックマスターが存在し、スタックマスターが、
L2スイッチング・L3 ルーティング、QoS等の稼動操作を実現する。
・ 12Sモデルをスタックマスターとして他型番とスタックする場合には、
TCAMテンプレートをデフォルトのアグリゲータ設定からデスクトップ設定へ変更する。
[スタックマスター 選出トリガー]
1 現在、スタックマスターとして稼動しているスタックメンバー
2 スタックプライオリティの値が最も大きな値を持つスタックメンバー
3 標準のインタフェース設定が使用されていないスタックメンバー
4 優先度の高いスイッチイメージ(IOS)のスタックメンバー
→優先度→
4-1 暗号化EMI IOS
4-2 非暗号化EMI IOS
4-3 暗号化SMI IOS
4-4 非暗号化EMI IOS
5 稼動時間が最も長いスタックメンバー
スタックケーブルで接続した状態で電源を入れた場合、
10秒以内に立ち上がったスタックメンバーが同時に起動したと認識され、
そのスイッチスタックでスタックマスターの選出が行われます。
6 最小MACアドレスを持つスタックメンバー
[sdmテンプレート]
例えば12Sモデルと24Tモデルをスタックする際は、
下記のコマンド発行を忘れず実施。
"sdm prefer { default | routing | vlan } [ desktop ]"
[特記事項]
sfpモジュールを搭載するSモデルは、単体での発熱量が非常に高い為、
スタック構成にした時の総発熱量を考慮すべきと考える。
ハッキリ言って、素手では触れない程シャーシが熱くなる事がある。
(体験談)
※参考※
SDM = Switch Database Management
TCAM = Ternary Content Addressable Memory