CiscoSystems 設計におけるパイロットとプロトタイプ
2007.07.11 Author: hoge
Ciscoネタです。
CiscoSystmes社が推奨する設計段階での段階手法について記述します。
名称はともかくとして、やる内容は当然と認識出来るものです。
設計を進めていう中で設計書に盛り込むべき技術正当性について、
下記の2つを採用しよう!ってなものですね。
□ パイロットネットワーク
□ プロトタイプネットワーク
それでは、2つのタイプをそれぞれ柔らかく表現してみます。
□ パイロットネットワーク
[概要]
既存ネットワークと同等の規模で環境を構築をして、
設計試験を実施の上で構築して、設計不具合やBUGを未然につぶしていきます。
当然のことながら、既存環境と同等規模をレプリカ構築出来れば問題が無いのですが、
案件予算や規模に大きく依存します。
そこで、設計試験に必要な一部だけを切り取って構築したり、
既存環境に影響を与えない程度で試験環境を組み込んだりといった事を実施します。
[構築]
大きなお世話かも知れませんが、パイロットネットワークの構築手順が、
CiscoSystems社より提供されてます。
1 設計の試験を実施する
2 競合他社の提案内容を調査する
3 "1"の設計試験結果のデモシナリオを書く
4 デモの予行練習をする
6 ユーザーと実施工程の調整をする
□ プロトタイプネットワーク
[概要]
こちらはパイロットネットワークとは異なり、完全に設計試験環境を別に構築します。
機能要件を満たす環境から、既存環境と全く同等規模の環境構築までと、
その定義は広いのですが、案件予算に応じて変動はします。
[構築]
更に大きなお世話かも知れませんが、プロトタイプネットワークの構築手順が、
CiscoSystems社より提供されてます。
1 顧客の要件を再確認→検討する
2 プロトタイプネットワークの構築規模を確定する
3 競合他社の調査をする
4 テスト計画をたてる
5 構築機器の選定と購入→機器の設定をする
6 デモの予行練習をする
7 関係内での試験を実施してデモをする
プロトタイプネットワークの規模は、パイロットタイプネットワークと比べて、
費用、工数、規模が容易に大きくなります。
だから、構築手順項目が多いんですね。
プロトタイプの構築だけでも数十億円かけるキャリアさんがあったりしますので、
覚えておいて損は無いですよ~