いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
こんにちは。夕暮れじゃないですね。
今週アタマより、Windows10アップグレード人柱を社内でただ一人実践しております。会社でも家でも。
ここからの話は極めて非SIerらしからぬバクチ的な話ですので、誤解、勘違い、共鳴なされませんように、
くれぐれもご注意ください。
もともと、担当案件で、Windows10で稼働させなければならないものが現われておりまして、
その対応というか、慣れるために自らアップグレードしようと思ったわけでありますが、
それよりも、まぁ面白そうという極めて私的な理由がその比率を占めています。
さて、Windows10へのアップグレードに際しては、
・Windows Updateによるアップグレードを待つ
・MSのサイトからツールをダウンロードしてインストールする
の二択かと思います。
最初は前者を期待していたのですが、まぁいつになっても走り出さないので、後者でいってしまうことにしました。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
社内には裏用語で「マル商店(仮称)」というものがあり、いわゆるマル自身が営業、受注、SI作業まで一人でこなして、他の社員にはなにやってんだか分からないというセクションがあります(もちろん、上長は知ってますが)。
今回は、その中の一つのMoodleの運用支援業務の中で検証した機能についてご紹介します。
通常Moodleでは、コンテンツの公開制御はマニュアルです。課題やテストなどの活動では期間設定ができますが、リソースではできません。
しかし、先生方からは特定の期間だけ見られるようにして欲しいというご要望が多く、今回ヒョンなことから機能検証をすることになり、「完了トラッキング」と「条件付アクセス」を知ることになり、ご要望が一気に叶うステキアイテムであることを知るのであります。
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トレンドマイクロ社より重大な不具合が発表されていますので、
弊社からも注意喚起させていただきます。
■トレンドマイクロ社情報
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=1893
■内容
ウイルスバスターコーポレートエディション 10.6 Service Pack 2 公開停止
■理由
1、対象クライアントのコンピュータのアイコンが通常とは異なるアイコンへ変更される
2、対象クライアントのIPアドレスがLoopbackアドレス(127.0.0.1)に変更される
3、対象クライアントのクライアントプログラムバージョンが「 0.0 」へ変更される
■条件
ウイルスバスター Corp. 8.0または10.0から、10.6 Service Pack 2へ
Corp.クライアントをバージョンアップする際に本現象が発生する可能性。
■詳細
詳細はメーカーのWebサイトを確認してください。
■その他
苦言を呈しておきますと、この不具合の内容は危険なプログラム相当と考えます。
セキュリティを提供するメーカーが端末セキュリティを危険にさらす内容であり、
これをこのようにサラリ公開している事がサービスの本質とも思えてしまいます。
今後の品質改善はもちろん、サポート改善にも強く期待して注意喚起いたします。
いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
私、営業ではありますが、同時に総務もかじっておりまして、密かに引き出しの中に猫を飼ってみようかと画策中であります。
さて、弊社では、様々なお取引で多くの個人情報を取り扱うことから、その適切な運用・管理体制を敷き内外に示すべくプライバシーマークを取得しておりますが、この度、無事更新を終えまして、(02)となりました。
今後も、お客様のビジネスの根幹を支えるシステムとネットワークの提供へ向けて安全・安心の管理体制で臨んでまいります。
ちなみに、今回の更新はすべて社内で実施いたしました。新規取得の際は外部支援を得て行うケースが多く、弊社もそうでしたが、更新になりますと、社内にもノウハウが溜まってきます。そうなると比較的容易に更新もできるものと感じます。余程、組織・事業が変わらなければという注釈付きではありますが...。
いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
先月、入社しました営業部のエース。
一昔前の営業部ってマル一人だったので、それと比べると活気あるセクションになったものです。
マルとは違って、バリバリの営業畑の出身で、エレベータよりも階段をこよなく愛する男です。
健康的です。
そんな彼が、超・集中モードになっています。。。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
春です。ていうか、3月も終わりです。
なのに寒いってどういうことなのでしょう。
だったら、桜も少しは固まっててくれれば良いのに、気前よく咲き出してます。
この写真を撮ったとき、向こうの方で某市長様がスピーチしてました。
今年はロス・アンジェルスとの姉妹都市提携50周年だそうです。
コア関係者より圧倒的に多い高校生...謎ですね。
いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
最初におことわりします。営業部ネタじゃないです。
でも、弊社営業、求められれば何でもこなします。
あ、さて、昨今大学などでeラーニングや授業支援・学習支援のサービスとしてLMSといったシステムを導入されるケースが非常に多く、多くの商用アプリケーションが出回っている中で、オープンソースのアプリケーションとしておそらくもっとも定評があるのが「Moodle」になるかと思います。
弊社でもMoodleの導入支援や運用支援などのお仕事をさせて頂いており、それで私が現場に出ていたりもするのですが(営業の私がです)、今回はその中であった出来事をちょっと備忘録程度にご紹介いたします。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
ネットカフェに行きますと様々なメーカーのルータが導入されるシーンに遭遇します。
多いのは、Y社やA社。時々B社もありますね。
かくゆう弊社でも、おかげさまでネットカフェのお客様にルータを導入させて頂く機会に遭遇します。
いくつも導入させて頂く中で、もっとも安心して良いパフォーマンスを提供できるネットカフェ向きなルータは、
明らかにCiscoであるということです。
カタログ値には現れない様々な効用が、Ciscoを導入されたネットカフェ店舗様では現れております。
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コネクティボが11月6日金曜日まで産業交流展に出展中です。
今回出展しているのは
- ●見積Rich
見積作成&営業・案件管理Webサービス
- ●COCOVO
先進・手軽なコミュニケーションインフラを実現するコミュニケーションボックス
- ●CONEXTIVO VEIN PATTERN
手の甲静脈認証システム
の3つ!特にわたしと関わりの大きい
見積Richについて書きます。
まずは読み方。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。
しばし、マルにおつきあいください。
先週まで開催されていたInterop、たまたま弊社の海外取引先が出展されていたので、
ご挨拶もかねてかれこれ4,5年ぶりに行ってきました。
年々元気が減っていき、規模が小さくなるInteropですが、
そんな中でもキラリと光る会社には巡り会えるものです。
今回も1社、なかなか面白い商材をお持ちの会社と出逢えました。
現在、ここの商材を社内で検証しており、上手くいけば近々発表できる予定です。
やはりCONEXTIVO Inc. らしくWebベースのネットワークサービスになります。
さて、この手のイベントで毎回思うことなのですが・・・
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
久屋の際の桜も明日の新入社員を迎えるように次から次へ、花を咲かせつつあります。
つい、2,3年前、10人にも満たなかったなぁと懐かしむ一方で、明日には20人を超える規模になることに、営業職としては、身が引き締まる思いであります。
新たな時代に大きな花が次から次へと咲けばいいなと夜桜ながめ思うのであります。私もまたちょこちょことお客様やパートナーと一緒にオモローな花を咲かせていこうと思います。
#別に酔ってはいません。たまにはリアルに黄昏れてもいいではないですか。
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VPNによるセキュアな事務所間のネットワークを導入されている企業の方々は大変多いことと思います。
Bフレッツをはじめとして高速インターネットが当たり前となっている今、非常に安価で導入することが可能となっています。
ただ、このままではどれだけ事務所間が一つのネットワークになろうとも、事務所という建物の中での話。
結局、社内のデータにアクセスして仕事をするには、出社しなければならないのが現実。
セキュリティ意識が高まる一方では、仕事の持ち帰りはどんどんできなくなります。
データの持ち出しも厳しくなり、せっかくのITも決してビジネスを効率的に、そして働きやすくはしてくれなくなるのです。
そんなとき、もしこんな働き方ができるオフィスだったら、良いと思いませんか?
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
今回はちょっとビジネスライクなお話をさせてください。
さて、弊社 有限会社ともクリエイティブは、この度ネットワーク機器ベンダ世界最大手『シスコシステムズ』のプレミア認定パートナーとなりました。シスコシステムズのWebサイトでも近く公開される予定です。
WebをはじめとするビジネスシーンのITインフラに、Ciscoをはじめとする様々なソリューションでお客さまのご期待に応えてまいります。
さて、昨今のビジネスシーンのITインフラのトレンドは中小・零細、果ては個人に至るまで、IPフォンが広まりつつあります。
その中で、電話機器のリプレースが迫っているお客さまも少なくないことと思われます。かくいう弊社も徐々にその危機が迫りつつあるというのが実情です。
さらに、「電話線の配線をしたくない」や、「コードレスでなんとか」といった要望が介在していたりもします。
こういった中小・零細企業や商店でのニーズを大きく満たすIP電話のソリューションが、この秋に世に登場します。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
大変ご無沙汰なことです。当社も昨日からお盆明けの営業を開始しました。しばしマルは、IT業界四国八十八カ所巡りをしておりました。
別に年金を納め忘れたわけでも、選挙に負けて頭を丸めたわけでもありません。
さて、お客様からホームページ関係のリニューアルのご相談を受ける際には「CMS」がどうのこうのというお話が何度かに1回はなされるわけですが、何でもかんでもシステム化を提案するホームページ屋さんも少なくなく、たいていはホームページがBlog化されます。
ただ、更新されないWeb(特にBlog)は情報廃棄物になってしまうとは、先人の多くが口を一つにして語ることであります。
程度の低いホームページ屋さんと思慮の浅い(浅くさせるのはホームページ屋の罪なのですが)お客様との間に繰り広げられるのは、いかにもBlog的なBlogスタイルのサイトづくりそれもあからさまに分かるレベル。となりますと、サイトを訪れる方は新しい情報(更新)を求めてしまうのは避けられないBlog時代の現実。ですが、更新するネタがないなどということになりますと、廃棄物化の始まりなのです。
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早いもので、入社から二カ月が経ちました。
お付き合いいただければ幸いです。
さて、今回は同人誌の危機か?と噂の「著作権の非親告罪化」について書かせて頂きます。
まず、噂についてですがたけくまメモここから火種が方々に飛んでいます。
概要:
著作権が非親告罪化する→警察(第三者)が勝手に同人誌などを摘発できる→同人誌が危ない→創作の危機!
では、噂の内容を確認したところで、元々の法制審議に関する資料を見て考えていきます。
知的創造サイクルに関する今後の課題(p15~p17)
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
さて、先日Google Analyticsのレポートページが刷新されたというニュースを見て、対応がまだかなと思っていましたら、ようやく対応を完了して、旧来のユーザでも新しいユーザーインターフェイスが見れることになったようです。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
先日ですが、弊社のお客様である近藤組住宅事業部様に訪問しました。
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いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
Web上でグリグリと(Ajaxで)いじれる地図といえば、Google Mapsをイメージされる方が多いかと思います。私もけっこう使います。
ところがです。ホームページ上にGoogle Mapsの地図を貼るってのが実は意外とめんどくさい。
私もとある案件でやってみましたが、あまり簡単では無いんですね。
それに地図が単調でモノによってはちょっと見づらい。思いのほか使いづらいとは感じていませんか?
そこで、Google Mapsより「見やすく」、「貼りやすい」地図というものが無いか探してみました。
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入社してから早いもので、一カ月が過ぎました。
その会社生活の中で覚えた言葉の中から、一つ。「ユーザビリティ」を今回のテーマにしたいと思います。
ユーザビリティというのは何なのかと申しますと、アプリケーションソフトウェアやハードウェアにおける使いやすさの尺度を表す言葉です。少し分り辛いので日常に置き換えてみましょう。
例えば、コンビニ等でよく見かける喉飴のパッケージ。プラスチックでできていて、主に丸い形が主流のあの入れ物です。
思い出してください、最初はどう開ければいいのか分らなくはありませんでしたか?取っ手(らしき部分)を捻ったりスライドさせたり。
すぐに慣れましたし、今では大体開け方の想像がつくと思いますが、初めて見た時はとても驚きました。
ではWebに戻って考えてみましょう。
Webで使い勝手が悪い、といいますと、たとえば
- 何所に目的の場所にたどり着くリンクが張ってあるのか分からない。
- 元の場所に簡単に戻れない。
- 欲しい情報が見つけにくい。
等が挙げられます。
ユーザが使いにくい。これはユーザビリティの悪さを示しており、Web屋の人間はユーザビリティを向上させる事にも意識を配って仕事をしています。
では、ユーザビリティを上げるにはどうしたらいいのか?
解決方法の一つとしては、
「F字理論」というものを使います。
「F字理論」というのは、
人はサイトを見る時に、F字型に読んでいきますよという、「人の目線」に着目した理論です。
- まず最初に何を見るか。
- その次にどこを見るのか。
- 何処を見られにくいのか。
これを押さえておけば、どこに何を置けば効率よくユーザが目的のページに飛べるか、伝えたい事が効率よく伝わるか、というものがある程度把握できます。
このような理論を用いながら、Web屋は日々ユーザビリティの向上を考えていますが、十人十色と申します通り、千人が千人同じ見方をするとも限りません。あくまで理論は理論です。
F字の他にも、「Web屋ではない一般の方に見せる」、「一般の方の常識を理解する」などという方法もありますが、それらを駆使しても、誰もが使いやすいか?という問いに、私は首を縦に振ることができません。
ああでもない、こうでもないとずっと考えていると、訳が分らなくなりますが、それでもWeb屋としてユーザの事を考えれば避けては通れない道です。
ですから、既存の理論に頼りきりになるのではなく、常にユーザビリティとは何か、を念頭に置いて仕事をしたいと思います。
いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
さて、今更ですが、先日Windows Updateをかけていましたところ、JIS2004対応MSゴシック&MS明朝のフォントがダウンロード可能になっておりました。
新しいもの好きな私としては、試してみたい衝動に駆られてついつい入れてしまうわけです。入れるだけなら簡単ですから。それも後先考えずに・・・。
それで、入れてみた感想としては、Webなどの表示はけっこう様変わりして、従来のフォントよりも少し見やすくなったような気がします。個人的には好きな文字です。
ところが、ちょっと尋常でない問題が発生しました。Photoshop6とIllustrator10で文字が消え失せてしまいました。色々探っていましたが、とりあえず回答は得られませんでした。
どうも、Microsoftですら対応に難ありのところがあるぐらいですから、理解の上でということでしょうか。
とりあえず、仕事にならなさそうなので、削除することにします。。。
いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
さて、弊社社長ブログをご覧になられた方はご存知でしょうが、先日名古屋で開催されたCSSniteに参加してきました。
今でこそプランナーという仕事で、制作から離れて久しいですが、それでもひとたび必要なときには、(なぜか)最新版のDreamweaver8を片手にこつこつ制作作業もしたりするのであります。
今回は、テーマの中でも「アクセシビリティとSEO」というところで、インフォアクシアの植木さんが公演されたのですが、これが参加した一番大きな理由。
弊社業務でもアクセシビリティ、世に言うJISX8341-3の準拠サイトを作るという案件で、公共機関の方々を相手にしております。
アクセシビリティというのは、厄介な話ではありますが、落ち着いて考えれば、非常にシンプルなことで、色々な条件の利用者のことを思いやり、可能な限り多くの方にメッセージを伝えられるようにする、いわば「思いやり・心遣いの表現技術」なのです。
ところで、なぜこのアクセシビリティとSEOがつながるのかといいますと、SEOでターゲットにするYahoo!やGoogleといった検索エンジンのロボットは、一体どのような位置づけなのかということです。
ずばり言いますと、これらは音声ブラウザ(視覚障害者が閲覧に利用するブラウザ)と同じ扱いになります。音声ブラウザの特徴としては、ビジュアルな要素は一切関係ありません。むしろ、情報とそれに加えられるHTMLのタグ構造の関係によって、情報の強弱や相互の情報の関係などが音として伝わります。
検索エンジンのロボットもこの強弱や内容をインデックスする際の重み付けなどの参考要素にしているのです。
SEOで評価されるサイトの多くは、利用者に提供される情報とその構成に思いやりがあるところといえます。
小手先のSEOでヒットさせることももちろん可能ですが、真の意味でのSEOは、アクセシビリティ同様「思いやり」というポイントに則して、なされるものであると考えるのであります。
ところで、皆さんのサイトはいかがでしょうか。弊社でもこんなことを言いながら、裏側では必死に修正を重ねている真っ最中であります。
余談ですが、「日本のWeb業界には、越中詩郎が足りない」という業界の有名人の弁。一体どんな意味なのでしょう。。。仰った本人に聞きそびれました。
いつかの夕暮れ頃に現れるWEBシステム企画人のたわいない話、「たそがれ営業部」。しばし、マルにおつきあいください。
当社のお客様というのは、特にシステム開発においてはWEBプロダクションをはじめとする広告制作や代理店のお客様が多く、折に触れて様々なことを知る機会に恵まれるわけであります。
さて、初回の話題ですが、広告業界の常識の一つ「AIDMAの法則」これの変遷と合わせて感じる個人的見解について触れてみようと思います。
この「AIDMAの法則」、私も当社に来る前の遠い昔、とある修業先で師匠より学んだものであります。
ちなみに説明しますと、
- A・・・Attention
- I・・・Interest
- D・・・Desire
- M・・・Memory
- A・・・Action
の5段階のプロセスの頭文字を取ったもので、よく知られたマーケティング用語ですが、商品を認知してから購入に至るまでのプロセスの仮説であります。
「お客様が商品に気づいて(A)、それに関心をもって(I)、知るうちに欲しくなって(D)、商品を購入すべく記憶して(M)、買う(A)」と考えられているわけです。
ところがインターネット時代、消費者自身がメディアとなる現代はこの考え方も進化して、「AISAS」と呼ばれるようになってきたわけであります。
こちらは、
- A・・・Attention
- I・・・Interest
- S・・・Search
- A・・・Action
- S・・・Share
となり、興味を抱くまでは同じなのですが、その先が変わります。
「Search インターネットでの検索」が追加されました。次が「購入」で、その後に「Share ネット上での情報共有」が来ます。情報共有というあたりが消費者自身がメディア化されていることを表していると言えます。
Consumer Generated Mediaという言葉が話題のキーワードでしょうが、別に最近のことではなく、昔の井戸端会議がデジタル化されて、ネット上に展開されているだけのことと個人的には解釈しています。ところが、ネット上の井戸端会議には「時間」と「距離」の制約が無いので、一気に広まるわけです。そこで活躍するのが、従来からある口コミサイトに加え、SNSやブログというサービスであります。
さて、この「AISASの法則」ですが、ちょっと気になるところがあります。それは「Desire 欲求」と「Memory 記憶」が無くなっているところです。さすがに「欲求」無しにモノを買うというパターンは、正直あり得ないだろうと考えるわけです。人が行動するためには意識・無意識問わず、「欲求」が必要なわけで、衝動買いにしても衝動的欲求で物を買うのですから、不自然な表現なのです。
そこで私の意見ですが、「AISASの法則」というのは、
- A・・・Attention
- I・・・Interest
- S・・・Search
- D・・・Desire
- A・・・Action
- S・・・Share
とするのがより行動的に妥当性を帯びてくるのでは無かろうかと考えられます。
ちなみに、実際の行動においては、「A-<I-S-D>-A-S」と表現しますが、ISDのプロセスは「Search 検索/リサーチ」のプロセスを軸としてぐるぐると回っているようなイメージになるのではないでしょうか。一種の購入への螺旋階段を上るがごとく。
もっとも、この「Search」のプロセスは、昔なら雑誌の記事や店員の説明などと置き換えられるわけですから、厳密にはどうだろうかと疑問に感じるところは無いとはいえません。そうなってしまうと、旧来の「AIDMAの法則」ですらややこしくなってしまうので、このへんで締めくくりとさせて頂こうかと思います。